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世界設定


 ここはオリジナルとして公開している世界の設定になります。
話を作る際の自分の覚書用みたいな部分もあるので、現時点で公開している話の中では出てこない部分も含まれている為、文字だらけで無駄に長いと思われます。
不完全な部分もあるので矛盾が生じている部分もあるかもしれません。
なので時間のある時にでも適当に見て貰えると、なんとなく世界観が繋がるかもしれません。


■物語の世界について
 ここで公開している話の舞台は、ほぼ全て同じ世界での出来事です。
異空と呼ばれる瘴気の中に無数の世界があり、世界間の移動は異空の門を使ってのみ可能。
門を開ける事の出来る者は守人と呼ばれ鍵となる魔法具を所持しており、世界の規模にもよりますが1つの世界に数人程が居ると言われています。
 異空の瘴気から生まれる者を妖異と呼び、自身が活動する為に生物の持つ精気(エーテル)を求めて種族関係なく命ある者を襲うため人々の脅威となっています。
また、異空の瘴気を受けた動植物を魔物と呼びます。
その中の1つ「伝承世界アークラシール」と呼ばれる世界が話の中心となっています。

■伝承世界アークラシール
 比較的穏やかな気候で多種多様な種族が暮らすため生命の大地と呼ばれます。
長い歴史を持ち数多くの伝承が残る事から伝承世界と言われ、遺跡探索や妖異退治から手紙の配達まで依頼を請け負い報酬を得る事を生業とする冒険者が存在しています。




 アークラシールには3つの大陸と島が点在。
◇イゼアコリス…北は雪原、南に砂漠と気候の変化に富んだ大陸。
◇セレネトゥムナ…大部分を森で覆われた大陸。
◇アトリア…砂漠まではいかないものの、乾燥した大陸。



■大陸の各地方
@ブランネイジュ地方 » 
詳細
 昔は川を挟んで北の雪原地帯と南の草原地帯に分かれていたが、過去の災害において草原地帯の国家が滅亡。現在はブランネイジュ大公国として雪原地帯の領主だったヴェルブラント家が治めている。大公が魔族のため住民は魔族の比率が高め。
Aナルリス地方
 山と森に囲まれた山岳地帯。一帯を治めるのはラスティーユ王国。
南ブランネイジュでの災害の際に生き残った人々が移住し、北ブランネイジュの支援を受けてこの地方で再興した。その為ブランネイジュ大公国とは交流があり友好関係にある。
Bアレヴァーユ地方
 温暖な草原地帯が広がり多くの住民が暮らすヴィゼハルフェンがある。
この世界で信仰される神々の神殿や聖堂が多く集まる事から聖都と呼ばれる。
冒険者文化発祥の地でもあり、多くの冒険者の姿を目にする街でもある。
Cイドゥス地方
 砂漠が広がる乾燥地帯。国家は存在しておらず人が住むのは砂漠入口にあるアレの町のみ。
何時の時代になるのかは不明だが、砂漠には多くの遺跡が埋もれている。
Dネプトヴァラ地方
 大部分が精霊の森と呼ばれる森に覆われている。
所々に獣人達の住む集落があり、森の奥には妖異の襲撃で廃墟と化した町フォルテアがある。
Eセレネミル地方
 エルフの聖地・生命の森があり中心に生命の樹を言われる巨木がある。
住民の殆どがエルフもしくはその血を引く者で森に近い場所に小さいながら宿場町が存在する。
Fヴァーリル地方
 大半が乾燥したステップだが、湖の畔にレアヌーク王国がある。
ステップには遊牧民ヴィセラウフの村が点在する。

■冒険者について
 冒険者を生業として行くには、ブランネイジュ、ラスティーユ、ヴィゼハルフェン、レアヌークの4国いずれかの冒険者の酒場に所属する必要があり、所属すると冒険者の証が発行され、それが身分証明書となり他国でも依頼を受ける事が出来る様になる。
冒険者はそれぞれ戦士やローグ、精霊使いと言った職業に就いているが、その中でも実力が認められた者は所属する国から称号が与えられる。
冒険者の酒場で受ける依頼の中には、称号を持つ者に限定された危険度の高い物も存在する。

■その他の世界
 アークラシール以外にも世界が存在するが、どの程度存在するのかは解っていない。
世界の中心にある核が何らかの原因で崩壊すると終焉を迎え、世界を隔てて居た壁が消えて異空に還ると言われている。
現在、判明しているのはごく一部のみ。
◇精霊世界…エルフやヴィセラウフが主に生活している。精霊の数が豊富で精霊の生まれる場所と言われている。
◇闇世界…地上とその下にある深淵の2階層に分かれている魔族の故郷。世界の源である核を見る事の出来る珍しい世界でもある。
◇巨獣世界…かつて巨獣と呼ばれる守護者が居たと言う世界。現在は崩壊している。
◇古竜世界…古代竜族の故郷。現在は繋がる門の存在が確認されていない為、存在するのかも疑問視されている。
◇障壁世界…イストワールと呼ばれる伝承上の世界。
◇煉獄世界…妖魔族と妖異のみ存在する世界。

■種族
◇人間…寿命は他種族に比べると短命だが順応性が高く数を増やし、世界の半数を占める。
魔力は持たず扱える魔法は精霊の力を借りる精霊魔法のみになる。
◇エルフ…冒険者として活動している者も多いため見かける事も多いが、上位古代エルフ(ハイエンシエント)と呼ばれる精霊世界でのみ暮らす者も居る。
◇ドワーフ…少し小柄ながらも屈強で手先が器用。職人としても名高い者が多い。
◇ヴィセラウフ…小柄で身のこなしが軽い。陽気で人懐っこい為、どの種族とも仲が良い。
◇魔族…高い魔力を持ち精霊の力には頼らない魔法も扱う。過去に魔力で世界を支配した魔王が居た為、闇の眷属と呼ばれ敬遠されがちなのが悩みの種。
◇竜族…古代竜族の血を引く者。長い年月の中で竜化する事は出来なくなっているが、強靭な肉体を持ち腕力に優れる者が多い。
◇古代竜族…今は絶滅したと言われている。竜の角と翼を持つ外見をしているが普段は隠し人間と変わらない姿で居る事も可能。各精霊に属しておりその力で竜へと姿を変えた。
◇有翼種族…伝承にのみ残る種族。
◇獣人族…身体に獣の特徴を持つ者達を総称してそう呼ばれる。獣の種類は様々。
◇妖魔族…妖異の中で意思を持ち言葉を話す者。とは言え本質は妖異と同じでエーテルを欲する為、他種族とは敵対関係となる。

■伝承世界の象徴
 アークラシールの世界を象徴するものは双子の女神として描かれ均衡と調和を重んじる。
白光の陽鴉(ようあ)と黒闇の月華と呼ばれ、2人は互いを必要とし共に在る事を望む。
その為、アークラシールはどの種族にとっても過ごしやすいと言われている。
2人は光と闇以外に3属性ずつ保有している。

陽鴉=光 保有属性:火風雷
月華=闇 保有属性:水氷土

各属性に対応する神が居り守護精霊が存在している。守護精霊は滅多に姿を現さない。
各地に祭壇があるとされているが、その場所は特定の者しか入る事が出来ない。

 属性  呼び名  祭壇の場所  備考
 火  焔神アシュタ  アシュタ渓谷  炉と祭祀を司る女神
 風  戦神イシュヴァルグ  精霊の森  探求と叡智を司る神
 雷  龍神トニトゥルス  ウルクカイル湖  雨と嵐を司る龍
 氷  死神ミクトランティア  凍結湖  死と転生を司る神
 水  水神ウルア  地下水脈  浄化と運命の女神
 土  大地神セレネ  生命の森  生命と豊穣の女神

便宜上、神としたが種族によっては神と言う言葉は使わない場合もある。
しかし根本部分の陽鴉と月華、それに連なる6属性は共通認識。

……以降、何か思いついたら追記予定。


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